岡山大学大学院医歯薬学総合研究科 総合内科学

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レジデントインタビュー

TOMOHARU ISHIDA

石田 智治

総合内科・総合診療科 レジデント
地域枠 岡山大学病院総合診療専門医研修プログラム4 年目

あらゆる年齢、性別の患者の健康問題に向き合って治療を行う

初めまして、医師6 年目の石田智治と申します。私は総総合内科・合診療科の専攻医として2022 年4 月より大学病院に勤 務しております。

みなさまは総合診療専攻医という言葉をご存知でしょうか。総合診療専攻医というものはつい数年前にできたばかりの新しいプログラムです。内容としては、内科研修12 ヶ月以上・救急科研修3 ヶ月・小児科研修3 ヶ月と6 ヶ月以上の地域研修を義務としています。自分も、これらの研修を終了し大学病院に戻ってきました。

なぜ、「総合診療」という言葉が生まれてきたのでしょうか。それはさまざまな理由があります。一つは疾患の多様性です。現代社会では健康上の問題は単一の問題で解決できないことも多く、特定の臓器に止まらず幅広い視点で今起こっている状態を把握する必要性が指摘され始めているからです。

もう一つは生物医学的問題以外にも、健康上の問題の原因になりうるものがあるとわかってきたからです。

今まで家庭医療の先生方が提唱しているBPS モデルというものが元になっていますが、心理的要因や社会的要因が健康上の問題になっている可能性もあります。それらをつきとめるべく奔走するのも総合診療医の特徴です。

さらに「地域を診る」ことの必要性も高まっています。大学病院だけでは見えない景色、地域にいるだけでは見えない景色があります。また、病院だけでなく、介護領域との連携も必要になることもあります。病院からその人を診るのではなく「地域からその人を診る」こともできるように努めるのも総合診療医の役割だと思っています。総合診療専門医は、患者の特定臓器に着目するのではなく、地域に住むあらゆる年齢、性別の患者の健康問題に向き合って治療を行います。自分もまだ勉強中の身であり、不十分な点があるのは承知しているつもりですが、少しでも病院を受診される患者様の支えとなれればと存じます。医学生のみなさまも興味のある方がもしおられましたら、是非とも一緒に勉強しましょう。よろしくお願いいたします。

HIROKAZU NAGAOKA

長岡 寛和

総合内科・総合診療科 レジデント
岡山大学病院総合診療専門医研修プログラム1 年目

治療法や論文検索に模索する毎日で、日々勉強になることばかり

私の父は新見市で小さな診療所で医療従事をしています。私も将来は新見市に戻る予定でいます。

現在、私は岡山大学病院総合診療専門医研修プログラムに所属し、今年度は岡山大学病院総合内科の病棟医をさせていただいています。単科のプログラムも考えましたが、様々な疾患に対応できるよう総合診療科を選びました。大学病院ではとても希少な症例が多く、治療法や論文検索に模索する毎日で、日々勉強になることばかりです。

私が所属するプログラムは救急科、小児科、地域医療といった内容も組まれており、幅広い分野で後期研修を行うことができます。

抽象的に内科志望で、具体的に〇〇内科に行きたいと考えている方も少なくないと思います。そんな方は一度、当科に見学に来ていただけると、とても嬉しいです。大学病院でアカデミックな方面に尽力したり、地域医療に何でも診たりする枠組みが掴めると思います。

RIO OGAMI

大上 莉央

総合内科・総合診療科 レジデント
岡山大学病院内科専門医研修プログラム1 年目

自己完結することがない様な指導体制が整っている

医師3 年目、内科専攻医1 年目の大上と申します。私は岡山大学病院を基幹病院とする内科プログラムに属しており、初年度の1 年間、岡山大学病院総合内科・総合診療科で研修させていただいています。病棟チームや担当症例数の関係などで、私は初めの3ヶ月間は外来メインでの研修をしております。当科は大学病院という特性上、他院であらゆる精査をされても原因が不明な方の紹介や、他科通院中・入院中の患者さんの院内紹介症例を診させていただいておりますが、一つとして同じでない症状や病態を抱えた患者さんと接していると、あらゆる鑑別やアプローチなどを考えていくアセスメントの醍醐味を感じる一方、やはり原因究明が困難であったり、稀少な疾患・複数の科にまたがる複合疾患の診療も多く、医療の限界や無力さを感じることもあります。しかし、当科には内分泌や感染症、循環器など様々な分野のエキスパートが在籍しており、気兼ねなく相談しやすい環境にあるため、必要な検査や投薬、治療介入などについて多方面からのアプローチを持ってしながら診療できる体制が整っており、日々学ぶことが多くとても充実しています。毎日の様に研修の振り返りもして頂き、医学的なことだけでなく、診察面で困ったことや、どうしても初対面となってしまう患者さん・ご家族との信頼関係を構築することの難しさ、心理社会面でのアプローチの仕方など、日々の診療で感じたどんな些細な事柄に対してもフィードバックを頂く機会も設けられているため、自己完結することがない様な指導体制が整っていることも大変魅力に感じ、「全人的医療」を実践する毎日です。また、病棟患者さんについても頻回にカンファレンスがあり、医師年数など関係なく意見や相談をしやすいだけでなく、担当医でなくとも様々な目が入ることで、問題点や改善すべき点、原因究明のヒントや見落としなどに気づきやすく、1 例1 例とても勉強になります。

様々な経歴の医師が集まっている当科だからこそ、医学生物学的な事柄や診療面についてだけでなく、個々のキャリアプランやライフプランについてもとても親身の相談に乗って頂けます。何より、壁を感じないアットホームな雰囲気で、日々楽しく和気藹々とした環境で研修ができるのも、当科の大きな魅力の一つであると感じています!是非、一度見学にいらしてみてください!皆様にお会いできるのを楽しみにしております!

DAIKI OKUNOBU

奧延 太希

総合内科・総合診療科 レジデント
岡山大学病院内科専門医研修プログラム1 年目

他の診療科では味わえない達成感がある

私は初期研修2年間を市中病院で研修させていただき、本年度から岡山大学病院総合診療科・総合内科でレジデントとして研修をさせていただいています。まだ岡山大学病院に来て日が浅いですが、教育体制が充実していると感じます。私は今病棟を担当していますが、3人の医師によるチームで診療に当たっています。初めて見る疾患や、見慣れない薬剤など多々ありますが先生方に教えていただきながら少しずつ学習しています。定期的にカンファレンスもあり、他チームの患者様についても全員で議論するので、学習機会が多く非常に幅広い疾患を診る事が出来ます。「総合内科」と聞いてどんな疾患を診ているのかイメージしづらい方もいると思いますが、本当に幅広く疾患を診る事が出来ます。原因不明の状態での受診も多いですが、鑑別を考えて様々な検査をし、診断にたどり着いた際には他の診療科では味わえない達成感があるのではと思います。皆様に少しでも興味を持っていただけると幸いです。

YUKICHIKA YAMAMOTO

山本 幸近

総合内科・総合診療科 医員

臨床だけでなくアカデミックな活動に力を入れていきたい

総合内科・総合診療科にて病棟医を経験させていただき早1 か月、すでに多くの疾患に巡り合うことができています。 不明熱をはじめ、原因不明の意識障害、倦怠感、体重減少など多種多様なそれぞれの症状を主訴に苦しんでいる患者さんのために、私たちは日々鑑別疾患を考え検査・治療を行い、ときに他科の先生方と協力して、1日でも早い症状改善を目指し行動しています。

また、当科では世界で猛威を振るい続けているCOVID-19への対応も行っています。もちろん、COVID-19 の急性期治療だけでなく、昨今着目されているCOVID-19 後遺症にも力を注いでいます。多岐にわたって医療を提供している当科での毎日は、本当に刺激的な毎日だと感じています。

そのような貴重な経験を、当科の先生方は他の医療者にも発信するべく学会発表や教育講演、論文作成等のアカデミックな活動にも励んでいらっしゃいます。私自身も当科の先生方の背中を追うように、臨床だけでなくアカデミックな活動に力を入れていきたいと考えています。

分野を問わず、そして臨床だけでなくアカデミックな側面にも力を注いでいる当科での毎日はきっと貴重な経験をできることと思います。疾患にとらわれず、幅広い分野に興味がある方、臨床だけでなくアカデミックさにも力を入れたい方、単に総合内科・総合診療科に興味がある方、是非一度当科の教室に見学しに来てください。お待ちしています。

インタビューリスト

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