研究紹介
研究紹介
総合内科・総合診療領域
発熱・浮腫・めまい・呼吸困難・全身倦怠感といった一般的症状から解析する症候学の研究、IgG4 関連疾患や後腹膜線維症といった炎症疾患の研究、ポリファーマシー・フレイル・サルコペニアといった視点から高齢者ドライバーにおける交通事故リスクの評価を行うなど老年医学の研究も行っています。 漢方領域では、潜在する内分泌異常に関する研究を行っています。また、不明熱の病態解析として、当科新設の不明熱外来を受診する患者の素因検索・自己炎症性疾患の遺伝子素因の研究を行っています。
内分泌代謝領域
総合診療の現場から、幅広い内分泌代謝関連のクリニカル・クエスチョンを紐解く臨床研究を行っています。骨代謝マーカーの有用性、下垂体機能と消化器症状・炎症性疾患との関係、ステロイド分泌能と諸病態の関連性、血糖値と精神心理状況との関連性など多彩なテーマが進行しています。また、成長因子BMP(骨形成蛋白)に着目した基礎研究も行なっており、内分泌リズム調節、副腎ホルモン分泌制御、ソマトスタチン反応性、骨形成シグナル解析などをテーマに分子生物学的アプローチを展開しています。
感染症領域
地域医療現場における感染症(風邪・インフルエンザ)の治療・対策の実態調査と介入効果の評価を行っています。また、手指衛生・抗菌薬処方動向を改善するために人間行動科学的アプローチがどのように有効かを模索しています。さらに、薬剤耐性菌、とくにカルバペネム耐性腸内細菌科細菌(CRE) に注目して、ゲノムシークエンス解析による薬剤耐性メカニズムの把握や地域の疫学調査を行っています。 最近は、保険診療データなどのビッグデータを用いて感染性疾患の発生・死亡トレンドを追うことで、SDGs に貢献できるデータ解析を行っています。
医学教育領域
卒前・卒後教育おいて、全人的医療を実践できる医師を育成するために、「共感性」「物語能力」「モチベーション」「バーンアウト」をテーマに、量的および質的アプロ―チを用いた医学教育研究を行っています。
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