当科について
教授ご挨拶
それぞれの教室スタッフの得意分野・専門領域を臨床・教育・研究面でフルに活用して、医歯薬学総合研究科としての使命であるPhysician Scientistの醸成にも努力して参りたいと考えております。
大塚 文男
岡山大学学術研究院医歯薬学域 総合内科学 教授
岡山大学病院 総合内科・総合診療科/感染症内科 科長
岡山大学病院 検査部長・超音波診断センター長
【略歴】
- 1986 年
- 福岡県立小倉高等学校 卒業
- 1992 年
- 岡山大学医学部医学科 卒業
- 1998 年
- 岡山大学大学院医学研究科 修了
- 1999 年
- 米国カリフォルニア大学サンディエゴ校医学部研究員
- 2003 年
- 岡山大学医学部・歯学部附属病院 助手
- 2005 年
- 岡山大学大学院医歯薬学総合研究科 助手
- 2007 年
- 岡山大学大学院医歯薬学総合研究科 助教
- 2009 年
- 岡山大学病院内分泌センター 准教授
- 2011 年
- 岡山大学病院内分泌センター センター長
- 2012 年
- 岡山大学大学院医歯薬学総合研究科総合内科学 教授
医歯薬学総合研究科としての使命
全人的医療のできる総合内科医・総合診療医の育成と
大学院教育の両立を目標に
私たちの内科は、平成24年(2012年)4月より“総合内科Department of General Medicine”として、「全人的医療のできる総合内科医・総合診療医の育成と大学院教育の両立」を目標に新たなスタートを切りました。
総合内科・総合診療科では、「知識・技能・探求心」をベースに「臨床・教育・研究」の3つの歯車の調和がとれた教室運営により、日本の医療に求められる総合内科医・総合診療医を岡山大学もモデルとして育成し輩出したいと考えています。医師の専門医志向が高まる中で、地域医療の現場では多様な疾患に対応できる幅広い診療能力を持つ総合医が強く求められています。
総合内科医の医師像は、患者の身になって対応できる豊かな人間性と患者の問題解決に貢献する能力を有し、そして高度な医学知識・技術と独創的な研究能力を備えた内科医といえます。慢性疾患における「かかりつけ医」、急性疾患における「初期対応医」であり、「専門家と連携できる総合内科医」としての臨床医の役割、また卒前から生涯教育までを担う内科の「教育指導医」、臨床医学として内科を総合的に捉える「研究者」としての役割も重要です。さらに、岡山大学病院では総合内科に総合診療科を加え、2019年から「総合内科・総合診療科」といたしました。総合診療医は、専門科とのハブとなるような病院総合診療医(ホスピタリスト)として、地域では地域特性や家族背景も含めて診るといった家庭医(プライマリ・ケア)の機能を担う重要な役割を発揮します。患者さんを総合的・全人的に、いろいろな場所・地域で診られる体制を作り、そして対応できる医師を育てる必要があると考え、学会や専門医制度の動きと連動しながら総合内科・総合診療科として設置するに至りました。
総合力と専門性のハブ(hub)となるような内科を創りたい。
私たちの総合内科・総合診療科では、「専門医を目指す内科医」と、「総合医を目指す内科医」がともに集える内科、「総合力と専門性のハブ(hub)となるような内科を創りたいと考えています。著しく専門分化の進む内科領域のなかで、総合内科医・総合診療医として広い視野と協調性を備え、的確な初期対応能力をもった岡大初の新たな内科Generalistの育成を目指すとともに、それぞれの教室スタッフの得意分野・専門領域を臨床・教育・研究面でフルに活用して、医歯薬学総合研究科としての使命であるPhysician Scientistの醸成にも努力して参りたいと考えております。
内科・総合診療科を目指す皆さん、是非、私たちと一緒に新しい総合内科・総合診療科で研修を始めましょう!
ミッション
- 地域に根ざした全人的医療を提供する(臨床)
- アカデミックな視点からジェネラリストの在り方を発信する(研究)
- 多様性を活かし、総合内科医・総合診療医を継続的に育成し輩出する(教育)
ビジョン
如何なる臨床医も総合的な視点で広く研鑽を積み、様々な患者さんをジェネラルマインドで支援することで、
最良の全人的医療を速やかに提供できる温かな地域社会を目指す
見学希望、入局希望の医学生・研修生の方は以下よりお問い合わせください。
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