当科について
不明熱外来
不明熱外来を開設
岡山大学病院 総合内科・総合診療科は令和元年5 月14 日に岡山大学病院に不明熱外来を開設しました。原因不明の発熱を患っている患者さんをより広く受け入れ、地域にとって必要な診療と、診断学を含めた教育面の発展、そして不明熱に関する研究も推し進めていきます。
ここがポイント!
- 診断がつかなく困っている患者さんの診療
- 鑑別疾患と検査の組み合わせ、それらを総合的に考える視点
- 不明熱に関する臨床研究
不明熱の概観
Durackらの古典的不明熱の定義
Fever 38.3℃ or higher on several occasions
Fever of more than 3 week’s duration
Diagnosis uncertain despite appropriate investigation,after at least three outpatient visits or at least 3 days in hospital
「3週間以上の期間にわたり、38.3℃以上の熱が数回出る状態が持続し、1週間以上の入院精査をもってしても診断のつかないもの」
主な原因
- 感染症 (腫瘍、結核、骨髄炎、ウイルス(HSV、EBV、CMV)など)
- 悪性腫瘍(白血病、リンパ腫、肝臓癌、腎細胞癌など)
- 全身性炎症性疾患(巨細胞性動脈炎、結節性多発動脈炎、大動脈炎症候群、SLEなど)
- その他(炎症性腸疾患、肺塞栓症、甲状腺炎、FMF、薬剤熱、詐熱など)
不明熱外来の意義
岡山大学病院 総合内科・総合診療科
徳増一樹(助教)、岡浩介(助教)、大塚文男(教授)
岡山大学病院
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